仮想化生活への軌跡

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VMware ESXi 5.5 Update2の試験導入

12.27.2014, VMware ESXi, サーバー仮想化, by .

将来的な移行の可能性を視野に、検証用サーバーにVMware ESXi 5.5 Update2 をインストールしてみました。




ISOイメージファイルの入手

ESXi5.5 Update2のISOファイルは、My VMwareサイトから入手可能です。

上記サイトへログイン後、”Downloads”のプルダウンメニューから”Trial and Free Products”を選択し、出現した製品一覧の中から”VMware vSphere”をクリックすると”ESXi 5.5 Update 2 ISO image”のダウンロードサイトへアクセスできるはずです。
ただし、アカウントの状態により途中でプロフィールの更新を要求される場合があります。

イメージファイルのUSBメモリへのインストール方法についてはこちらを参照してください。


無償ライセンスによるアクティベート

上記の方法で入手できるイメージファイルをインストールすると60日間の評価期間がスタートします。
筆者のようにESXiを個人用途で永続使用するためには、無償ライセンスを取得し、これを使ってアクティベートします。

今回はESXi5.0用に取得したライセンスキーを適用してみたところ、問題なくアクティベートすることができました。
esxi5.5-ライセンス


vSphere Clientの追加インストール

サーバー側のネットワーク設定を行い、既存(ESXi5.0用)のvSphere ClientからESXi5.5へのアクセスを試みると、ESXi5.5用のClientのインストールが要求されるため、これに従ってインストールを進めます。

インストールを完了すると、vSphere Clientが更新され、ESXi5.0、ESXi5.5の両方にアクセスできるようになります。
vSphereClient5.5


仮想マシンの作成

ESXi5.5は仮想マシンのバージョンが10まで対応していますが、vSphere Clientから作成できる仮想マシンのバージョンは上限が8となっています。
esxi5.5-新規仮想マシンのバージョン

対応するゲストOSについては以下のようになっています。
esxi5.5-windows

esxi5.5-linux

古いバージョンのOSに併記されている「(終了しました)」という文言が何を意味するのかは現時点では不明です。
1つの推測としては、VMware-Toolsの対応を終了したという意味かとも思われますが、いずれにしても、ESXiの用途(サーバー)を踏まえると、これらのOSについては実際上の問題は少ないでしょう。

バージョン10へのアップグレード

上記のとおり、新規作成の段階では、仮想マシンのバージョンは8どまりですが、作成後のマシンについては「アップグレード」の操作を行うことでバージョンを10に引き上げることができます。
esxi5.-仮想マシンアップグレード

ただし、アップグレードの効果については注意が必要です。
上のダイアログのとおり、アップグレードにより仮想的なマシン構成が更新されますが、アップグレードを行った仮想マシンの「設定の編集」をvSphere Clientで行う場合、バージョン10で追加された新しい機能を利用することはできません。
実際に、vSphere Clientから編集を行おうとすると、以下のような警告文が出現します。
esxi5.5-バージョン10警告

上記ダイアログによれば、vSphere Clientからバージョン10の仮想マシンの編集を行う場合、バージョン8までの機能しか利用できず、バージョン10の新機能を利用するためには有償のvSphere Web Clientが必要になるようです。


DirectPath I/O(PCIパススルー)

検証用サーバーということもあり、今回は簡易に、DebianにPCIe接続のNIC(Intel:82572EI GbE)のパススルー接続を行ってみました。
ESXi5.5-パススルー

さしあたり問題なく作動しているようです。


評価

以上のように、ライセンス認証からパススルー構成まで特段の問題もなく利用できることが分かりましたが、ESXi5.5の新機能であるバージョン10の仮想マシンの機能が実質的に利用できないとなれば、vSphere Clientを利用せざるを得ない無償ユーザーにとってのメリットは残念ながらほとんどないに等しいのではないかと思われます。
もっとも、こちらのテクニカルノートによれば、ESXi5.5から無償ライセンスにおける物理メモリの上限(従来は32GB)が撤廃されているようであり、32GBを超えるメモリを必要とするユーザーには唯一の選択肢となりますが、例外的なケースでしょう。
今後の無償ライセンスの扱いという観点からは、次期バージョン(ESXi6.0?)の動向が注目されるところです。


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