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iPad Airから仮想Windows 8.1にRDP接続 (2)

11.11.2013, iOSアプリ, iOS端末, RDP, VMware ESXi, Windows Server, サーバー仮想化, by .

前回に引き続き、今回はiPad AirからRDP接続したWindows8.1の使用感をお伝えします。

8.1logo

iPad AirからRDP接続

RD Clientを立ち上げるとメニュー画面が現れるので、まずは”New Remote Desktop”をタップしてリモート接続の設定を新規作成します。

設定項目は限られており、以下の3つの情報を入力すれば接続の準備は完了です。
● 接続名
● 接続先PCのアドレス
● 接続に用いるユーザー名とパスワード

win8.1-接続設定

初期メニュー画面に戻ると、設定を行ったリモート接続の名称が”Remote Desktops”の一覧の中に現れているはずです。
この接続名をタップすることでRDP接続が開始し、先ほど入力したユーザー名とパスワードを基にログインが完了します。

win8.1-スタート画面jpg

上の画面は仮想Windows8.1にRDP接続を行った直後に現れたスタート画面です。


タッチパネルモードでの操作性

RD Clientにはタッチパネルモードとマウスポインタモードの2つの操作方法が用意されており、初期設定では前者が適用されています。
タッチパネルモードではSurfaceなどのWindows8.xを搭載したタブレットPCと同様のタッチ操作が可能となります。

タッチ操作の一例として、スタート画面の右端から左側へフリックするとサイドメニューが出現します。
win8.1-フリックjpg

下から上方向にフリックするとアプリ一の覧が表示されます。
フリックの際の画面遷移は実にスムーズに行われ、もたつきやカクつきを覚えることはほとんどありません。
win8.1-フリック2jpg

次にデスクトップに入ってみます。
スタート画面のデスクトップタイルをタップすると、デスクトップ画面にスムーズに移行します。

試みにIEを立ち上げてみると、サイトの画面上をタップしたまま上下にスライドすることで画面のスクロールを行うことができました。
win8.1-IEjpg

RD Client自体にはタッチパネルモードでのスクロール機能は用意されておらず、実際にWindows 7にRDP接続を行った際にはタッチパネルモードでのスクロールは不可能だったので、おそらくWindows 8.1自身に元々備わっているタッチ機能がここで奏功しているのだと思われます。

タッチパネルモードの有用性を表すもう一つの機能として、フリックによる文字選択の機能が上げられます。
win8.1-文字選択

文字列をさらっとフリックするだけで上の画像のように文字列の選択を行うことができます。
レスポンスもよく、フリックによる選択範囲の精度にも問題は感じませんでした。


Bluetoothキーボードでの操作性

iPad Airに接続したApple純正のBluetoothキーボードからの入力操作も試してみました。
iOSデバイスへキーボードのペアリングが完了すれば、そのままRD Clientの操作が可能となります。

外部キーボード使用時にはiOS側の漢字変換機能及び予測変換機能を利用することができます。
win8.1-キーボード入力

入力モードの切り替えも、キーボード上の「かな」「英数」キーから簡単に行うことができます。
win8.1-キーボード入力2

RD ClientはBluetoothキーボードとの親和性が高いようです。


動画再生もスムーズ

先ほどからレスポンスや画面描写のスムーズさに幾度か言及してきましたが、RD Clientから接続したWindows 8.1においては、仮想マシンへのリモート接続を無線LAN経由で行うという不利な状況にありながら、動画再生すら支障なく行うことができました。
win8.1-動画再生

上の画面はIEからYoutube上の動画を再生している際のショットですが、驚くほどスムーズに再生されています。
RDPの利点の一つとしてリダイレクトによるサウンド機能が上げられますが、動画再生においても音と画面のズレといったものは見受けられず、ほぼ完璧に再生されてます(さすがにHDモードではカクつきが見受けられましたが)。

オンラインの動画だけでなく、ローカルに保存した動画の再生も問題なく行うことができます。
下の画像はWindows 8.1標準のMedia Player上でSD画質のmp4動画を再生中のショットです。
win8.1-動画再生2

これだけのスムーズな動作性を目の当たりにすると、このRD Clientは実はRDP8.xに対応しており、UDP通信を行っているのではないか?という疑問が浮かびます。
RDP8.x対応とのことであればこの軽快な操作感にも納得がいきます。
現時点では未確認ですが、裏づけが得られた際には追加報告を行いたいと思います。


コメント

以上のとおり、RD ClientではWindows 8.1を実に快適に遠隔操作することができました。
この軽快さは、もちろんiPad Airの持つ高い処理能力が下支えとなって実現されている可能性があり、従来のiPadではここまで快適な操作性は望めないかもしれません(加えて、仮想化ホストに搭載されたXEON E3-1245v2の性能も無視できません)。

ともあれ、今回のRD ClientとWindows 8.1の試用を通じて、iPadと仮想化サーバーを組み合わせることで実用性の高いシンクライアント環境が手軽に実現できることが分かりました。
動画再生も可能なリモート接続クライアントとしては他にSplashtopが有名ですが、Splashtopではサーバー側に専用アプリのインストールと独自アカウントでのログインが必要な上、通信は全て外部のサーバーを経由する仕様となっており、筆者を含めてこれらに心理的な抵抗を感じる人には、RD Clientは格好のRDPクライアントアプリとなりえるでしょう。

筆者は現在Win7+OfficeのVDI環境を構築しており、ローカルの内外からRDP接続を行って実務に利用していますが、タブレット端末用にWin8.1を仮想マシンとして別途構築しておけば、外からのリモート接続をより手軽に行うことができるようになりそうです。

今後はLTE回線からの接続時のレスポンスをはじめとして、利用の幅をより詳細に追跡していきたいと思います。


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