仮想化生活への軌跡

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VMware ESXi の導入とネットワーク設定

07.30.2013, VMware ESXi, サーバー仮想化, by .

はじめに

前回の記事で完成したサーバーマシンには、仮想化ソフトとしてVMware ESXi 5.0 Update 2を導入しました。

ESXi には現時点での最新版として5.1 Update 1 がリリースされているのですが、今回のサーバー構築の主眼であるDirectPath I/O(パススルー機能)に不具合があるとの報告をたびたび目にしていたため、旧バージョンながらパススルーが問題なく機能する5.0を使用することにしました。

本稿では、筆者の行ったESXiの導入方法とネットワーク設定の方法を紹介します。


ESXiの導入

ESXiのダウンロードはここから行うことができますが、前提条件としてユーザー登録を行うことが必要になります。

ユーザー登録およびダウンロードを終えたら、イメージファイル(.isoファイル)をCD-R(DVD-Rでも可)に書き込んだ上で光学ドライブからブートすればESXiのインストーラーが立ち上がります。

ここで、ブートに先立ってUSBメモリをサーバーに接続しておけば、ESXiのインストール先としてUSBメモリを選択することができるようになります。
内蔵ストレージ1台分のスペースや電力等の節約にもなるため、特に理由が無ければUSBメモリーへのインストールをおすすめします。

インストールを完了して再起動した後、BIOSでインストール先のメディアのブート順位を設定すれば、ESXiの自動起動が可能になります。

ESXiを起動してコンソール画面が現れた後、管理用のパスワードおよびESXiホストのネットワークアドレスを設定すれば、ホスト側での下準備は完了です。


Windows用クライアントソフトの導入


ESXiホスト上のコンソールでは上記のような必要最低限の管理しか行うことができず、それ以外の仮想マシンの作成や設定等については同じLAN内にあるWindowsマシンから行うことになります。

VMwareのサイトでは、Windowsからホストの管理や仮想マシンの設定を行うためのクライアントソフト(vSphere Client)が配布されていますので、これをダウンロードした後、Windowsマシンにインストールします。

クライアントソフトを立ち上げ、IPアドレス欄およびパスワード欄に先ほど設定したアドレスおよびパスワードを入力し、ユーザー名欄にrootと入力してログインボタンを押下すればESXiにアクセスできるはずです(途中で暗号化通信に絡む警告が表示されますが、同じLAN内ですので無視して続行して構いません)。


ライセンスキーの取得と割り当て

新規に導入したESXiは、デフォルトでは評価モードで動作します。

評価モードではESXiに備わるすべての機能が利用できる一方で、60日間の試用期間が設定されています。
中・長期にわたり継続的に運用するサーバーにとって試用期間の制限は非常に不便なので、無償ライセンスをESXiに割り当てることで試用期間を無期限にします。

無償ライセンスの割り当てを行うためのキーは、上記ダウンロードサイトにログインしたところで表示される「ライセンス情報」の欄に開示されていますので、これを保存しておきます。

ライセンス情報

 

取得したライセンスキーを登録するため、クライアントソフトを立ち上げESXiに接続します。

ホーム→インベントリへと進み、ESXiサーバを選択した上で、画面右にある「構成タブ」→「ソフトウェア」の「ライセンス機能」を選択します。

「ESX Serverのライセンス タイプ」右の「編集」から「ライセンスの割り当て」ウィンドウを呼び出し、同ウインドウから先ほど取得したキーを入力すれば完了です。

ライセンスの割り当て


ネットワークの設定

次に、筆者の環境では1台のESXiマシンで外部向けLinuxサーバーと内部向けWindowsサーバーとを混在させるため、両者のネットワーク経路を物理的に分離することにします。
ネットワークを物理的に分離することにより、ファイルサーバーなど内部向けサーバーの膨大なトラフィックが外部向けの通信帯域を圧迫することを回避し、更には内部と外部の通信が混在することに由来する心地悪さ(^^; を解消することができます。

ネットワークを物理的に分離するためには、当然ながら、ESXiサーバーに複数のネットワークアダプタ(NIC)が備わっていることが前提となります。

筆者の環境では、3つのNICを用いて、以下のように①管理用ネットワーク(ESXiホストへのアクセス、VMのバックアップ・転送等)②公開サーバー用ネットワーク③ローカルサーバー用ネットワークの3つのネットワークを設定しています。

ネットワーク一覧

標準状態では管理用ネットワークと仮想マシン用ネットワークが1つのNICに束ねられていますので、上記の画像にある「ネットワークの追加」から仮想マシン用のvSphere標準スイッチを2つ作成します。
それぞれのスイッチには任意のネットワークラベルをつけることができますので、「ローカル仮想マシン用」「公開仮想マシン用」など役割が分かり易い名称を設定しておくとよいでしょう。

外部向け、内部向けそれぞれの標準スイッチが作成できたら、各仮想マシンの「設定の編集」から「ネットワーク アダプタ」の項を選択し、「ネットワーク ラベル:」欄で目的のネットワークラベルを選択すれば設定は完了です。
※ 仮想マシンを新たに作成する場合は、新規仮想マシン作成ウィザードの中で同様の設定を行うことができます。

ネットワークラベルの選択

以上ご参考になれば幸いです。


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