仮想化生活への軌跡

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サーバーマシンの構成 (1)

07.23.2013, PCパーツ, 構想メモ, 自作サーバー, by .

ここではサーバーマシンの構成を具体的に検討していきます。


基本的な方針としては、コスト削減のため、現状使用中のEXPRESS5800/S70 type SR (鼻毛鯖)のパーツを換装することによってスペックアップを図りたいと思います。
このサーバーはコンパクトながらしっかりとした作りで、デザイン的にも気に入っています。

■ 換装の対象となるパーツ
マザーボード、CPU、メモリー

■ 流用するパーツ
ケース、電源、光学ドライブ

それでは換装するパーツの選定を行っていきます。

マザーボードの選定


マザーボードの選定にあたり、まずはIntel系とAMD系のいずれを選択するのかを決しなければなりません。
前者はマザーボードを提供するメーカーや製品の種類が豊富であり、更に処理能力という点でもAMD系に勝ることが多いのですが、総合的なコストは高くつきます。

これに対して、後者は製品の種類が少なく選択肢に乏しいという問題を抱えてはいますが、コストの点では確実にIntel系に勝っています。
たとえば適当なSocketFM2マザー(例:ASUS製F2A85-M)に4コアのA10シリーズ(例:A10-5700)という組み合わせでは、わずか2万円程度で基幹部分が構築できることになります。

 

しかし、問題があります。
先の記事でも説明したとおり、本サイトが目指しているのはWEBサーバーと録画&ファイルサーバーの統合であり、そのためには仮想マシン上でTVチューナーを動作させることが必要となります。
そして、これを実現してくれるのがパススルー機能(VMware ESXi での呼称はDirectPath I/O)なのですが、ESXi 上でのパススルーの成功例がネット上に報告されているIntel系マザーボードと異なり、未だAMD系マザーボードでのパススルーの報告例を見かけたことがないのです(検索が不十分なだけなのかもしれませんが)。

自らチャレンジして成否を報告することにも意味はあるとは思いますが、やはり失敗したときのデメリットの大きさ(金銭的および時間的損失)を考えると手を出すことはできません。
上記のようなAMD系のもつ魅力も捨てがたいところですが、ここはやむなくIntel系を選択することにします。

次に、Intel系を使うとしても、最新世代のHaswell系か、それとも前世代のIvy系かが更に問題となります。
(SandyBridge-E向けのx79というチップセットもありますが、消費電力や廃熱の大きさから選択肢にはなりえません)
性能面から考えれば前者の一択なのですが、VMware ESXi の最新のチップセットへの対応状況が気になる上(少なくともそれ用のパッチが必要でしょう)、現在出回っているチップセット(C1ステッピング)がUSB3.0に絡むエラッタを抱えているということもあり、ここは素直にIvy世代のチップセットを搭載したマザーボードを選択すべきでしょう。

以上の検討をもとに筆者が選択したのが、ASUS製のP8H77-M Pro です。



サーバー用途のため、オーバークロック機能を主眼とするZ77はややオーバースペック気味でコストもかさむこと、かといって下位のB75チップセットを搭載したマザーボードではメモリスロット数あるいはコンデンサ周りの実装に不満が残ること(液体コンデンサを搭載した製品が多い)などから、消去法によりH77チップセットを選択することにしました。
(なお、いずれのチップセットもvt-dに対応しています

この点、P8H77-M Proはコンデンサにすべて固体のものを採用しており耐久性が期待できる上、メモリスロット数およびPCIeスロット数(それぞれ4本)などの拡張性も問題ありません。
また、vt-d への対応がサポートによって明言されていることも安心です。

長くなってしまったため、CPU以下の選定については別稿に譲りたいと思います。


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